一日の終わり、洗面台の前に立つ。
鏡の中の自分は、少し疲れた顔をしている。
照明の下で見る肌は正直で、今日の生活がそのまま映っている気がする。
ぬるま湯で顔を洗い、泡をゆっくりと広げる。
指先が頬に触れる感覚に、自然と意識が集まる。
スマホもテレビもない、たった五分間。
ただ自分の肌とだけ向き合う時間。
乾燥しているところ。
少しざらついているところ。
思ったより調子がいい部分。
触れてみて初めて気づくことが、意外と多い。
化粧水をなじませながら、今日のことを少しだけ振り返る。
忙しかったな、とか。
ちょっと無理したかもしれないな、とか。
肌は、そういう小さな無理を隠せない。
だからこそ、この五分間が必要なのだと思う。
肌を整えるというより、自分を整える時間。
明日もちゃんと過ごせるように、静かにリセットする時間。
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