夜、洗顔を終えたあとの肌は、少し無防備だ。
水分が抜けていく前に、急いで何かを与えなければいけない気がする。
そんなとき、手に取るのがいつものクリーム。
指先でそっとのばすと、肌がゆっくり落ち着いていく。
さっきまで感じていたつっぱりが、やわらいでいく。
それだけで、胸の奥までほっとする。
保湿は、ただ水分を閉じ込める作業じゃない。
「今日はこれで大丈夫」と自分に言い聞かせる時間。
外の乾いた空気から守る、小さな盾のようなもの。
完璧な一日じゃなくてもいい。
少し疲れていてもいい。
せめて肌だけは、やさしく包んであげたいと思う。
保湿という名の安心感。
手のひらのぬくもりと一緒に、
明日への小さな準備をしている気がする。
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