そう思っているのに、気づけばまた夜ふかししている。
早く寝たほうがいい。
肌のためにも、体のためにも、明日の自分のためにも。
そんなことは、わかっている。
でも、夜になると少しだけ自由になった気がして、なかなか眠れない。
昼間はやることに追われて、誰かの言葉に疲れて、時間だけがどんどん過ぎていく。
夜になって、ようやく自分の時間が戻ってくる。
スマホを見たり、動画を見たり、意味もなくSNSを眺めたりする。
本当は肌のために寝たいのに、心がまだ眠りたくないと言っている。
美肌になりたいなら、睡眠が大事。
これはもう、何度も聞いた言葉だ。
高い化粧水を使うより、丁寧に洗顔するより、まず寝ること。
そう言われると、たしかにそうだと思う。
でも、人間は正しいことだけで動けるわけではない。
「早く寝なきゃ」と思えば思うほど、なぜか目が冴えてしまう夜もある。
肌に悪いとわかっていても、つい夜更かししてしまう。
そして朝、鏡を見る。
少し重たいまぶた。
乾いた感じの肌。
なんとなく元気のない顔。
「ああ、またやってしまった」
そう思いながら、化粧水をつける。
肌に申し訳ないような気持ちになる。
でも、そこで自分を責めすぎると、また疲れてしまう。
美肌は、完璧な生活をしている人だけのものではないと思う。
少し夜ふかししてしまう日があってもいい。
甘いものを食べてしまう日があってもいい。
スキンケアを簡単に済ませる日があってもいい。
大事なのは、そこで全部あきらめないこと。
昨日夜ふかししたなら、今日は少しだけ早く寝る。
肌が乾いているなら、今日は少しだけ保湿を丁寧にする。
スマホを見すぎたなら、寝る前の十分だけ画面を閉じてみる。
それくらいでも、何もしないよりはずっといい。
美肌になりたい気持ちは、ただ見た目をきれいにしたいだけではないのかもしれない。
ちゃんと眠れている自分。
自分を大切にできている自分。
鏡を見たときに、少しだけ安心できる自分。
そういうものに、近づきたいのだと思う。
夜ふかしをしてしまう自分を責めるより、眠れない理由を少しだけ見てあげる。
疲れていたのかもしれない。
寂しかったのかもしれない。
今日という日を、まだ終わらせたくなかったのかもしれない。
肌は、生活を映す。
でも、肌は責めるためにあるのではなく、今の自分をそっと教えてくれるものでもある。
だから今日も、できる範囲でいい。
顔を洗う。
保湿する。
少しだけ早く布団に入る。
それだけでも、ちゃんと美肌への一歩だと思う。
美肌になりたいのに、すぐ夜ふかしする。
そんな自分でも、少しずつ変わっていける。
完璧な夜ではなくてもいい。
昨日より少し、自分にやさしい夜にできたらいい。
ここまで読んでくれて、ありがとうございます
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