一日って、思っているより息が浅いんですよね。
朝は時間に追われて、昼はやることに追われて、夜になってもスマホの通知や明日の予定が頭の中をぐるぐるしている。気づけば、肩に力が入ったまま、呼吸だけが静かに小さくなっている。そんな日、ありませんか。
私はけっこうあります。
そんな毎日のなかで、「ここだけは急がなくていい」と思える時間が、スキンケアの時間です。
洗面所の前で、ふっと力を抜く
夜、洗面所に立って化粧水のボトルを手に取る。その瞬間だけ、やることが「肌に触れる」というひとつに絞られます。
手のひらに出した化粧水が、ほんのりひんやりしている。顔を包むと、じんわり体温と混ざっていく。そのときに、ふーっと息を吐いてみる。それだけで、さっきまで固まっていた肩が、ちょっと下がるんです。
スキンケアって、肌のためのものだと思っていたけれど、実は「呼吸を取り戻すための合図」にもなっている気がします。
手順より、手のあたたかさ
美容の情報を見ていると、「正しい順番」「正しい量」「正しい塗り方」と、守るべきことがたくさん出てきます。もちろん大事なことですが、頑張りすぎると、それも一種のタスクになってしまいます。
だから私は、こう決めています。
- 手はこすらず、そっと置くように
- 香りを感じたら、ゆっくり息を吸ってみる
- 塗り終わったら、顔を包んで3秒だけ止まる
これだけです。3秒でも、案外「戻ってきた」感じがします。
肌も気持ちも、急かすと逆にゆらぐ
不思議なもので、焦っているときほど、手つきも雑になります。ぱっぱっと済ませてしまって、あとから「ちゃんとできてなかったな」と気になる。
反対に、ゆっくり呼吸しながら触れた日は、仕上がりの肌がどうこうよりも、気持ちが落ち着いていることのほうに気づきます。肌に触れる手がやさしいと、自分への扱いもやさしくなる。そんな感じがするんです。
一日の終わりに、一回だけ深呼吸
誰かに気を遣って、仕事で頑張って、家のことも考えて。そんな一日の終わりくらい、自分のためだけの数分があってもいいと思います。
高い美容液じゃなくても大丈夫。いつもの化粧水とクリームでも、ゆっくり吸って、ゆっくり吐いて、手のぬくもりを感じるだけで、立派な「やさしい時間」になります。
スキンケアの時間くらいは、やさしく呼吸したい。
そう思えるだけでも、今日の自分に少しだけ、拍手を送れる気がします。
今夜、洗面所の鏡の前で、まずひと呼吸。そこから始めてみてくださいね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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