スキンケアというと、「きれいになるため」「年齢に負けないため」と、どこか目標のある習慣のように思われがちです。
もちろん、それも大切な理由のひとつです。
でも最近、私のなかでスキンケアの意味が、少しずつ変わってきました。
一日の終わりに、ほっとする瞬間
仕事や家事、人づきあいを終えて、ようやく洗面所に立つ夜。
鏡の前でふっと息をつき、化粧水のキャップを開けた瞬間に、ほんのり香りが広がります。
その香りをかぐだけで、肩に入っていた力が少し抜けていくのを感じます。
効果を実感する前に、まず「ほっとした」と感じている自分がいます。
手のひらで包む、それだけでいい
化粧水を手のひらにとって、頬をそっと包みます。
ぐいぐい押し込む必要はありません。
手のひらのぬくもりと、肌のしっとりした感触。それを、ただゆっくり味わう。
そんな数十秒が、頭のなかのざわざわを静かにしてくれることがあります。
スマホも、通知も、明日の予定も、その間だけは少し遠くにいてくれます。
「ちゃんとやらなきゃ」を手放してみる
スキンケアを頑張ろうとすると、こんな気持ちが出てきます。
- 手順を全部ちゃんとやらなきゃ
- 高いものを使わなきゃ
- 毎日続けなきゃ
けれど、疲れすぎた日に義務のようにこなすスキンケアは、かえって気持ちを重くしてしまいます。
だから私は、「今日は化粧水と保湿だけ」という日があってもいいと思うようになりました。
落ち着くためのスキンケアなら、完璧である必要はありません。
自分が心地いいと感じる分だけで、十分です。
肌にふれると、自分の状態に気づく
毎日少しずつ肌にふれていると、小さな変化に気づきます。
なんだか今日は乾いているな。
少しこわばっているのは、私が緊張しているからかな。
肌のことを考えているようで、実は自分の心や体の調子を確かめている時間でもあります。
「今日もよく頑張ったね」と心のなかで声をかける。
そんな小さな習慣が、ささくれた気持ちを、ゆっくりなでてくれる気がします。
自分のペースで選ぶ、心地よさのものさし
スキンケアのアイテムを選ぶとき、成分や口コミも参考になります。
ただ、それと同じくらい大切にしたいのが、自分にとっての心地よさです。
- 香りが好きかどうか
- 手に取ったときに、気持ちがほぐれるか
- 使い終わったあと、穏やかな気分になれるか
「きれいになりそう」より、「これを使うと、ほっとする」。
そんな基準で選んでみると、スキンケアの時間がぐっと優しいものになります。
おわりに
肌が整うことも、もちろん嬉しいことです。
でも、それ以上に、スキンケアの時間そのものが、一日のなかの小さな避難場所になってくれたら素敵だなと思います。
今日もお疲れさまでした。
洗面所の明かりの下で、手のひらのぬくもりを感じながら、少しだけ自分に戻る時間を持ってみませんか。
きれいになるためというより、落ち着くために。
そんな理由で始めるスキンケアも、きっと、あなたの肌と心にやさしいはずです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます
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